就職活動失敗記

私が就職活動を始めたのは、短大2年生になってからでした。そんなに真面目に活動しなくては、と焦っていたわけでもなく、特にやりたい仕事があったわけでもなく、やる気のない学生でした。ただ漠然と大企業なら良いかなと思っていました。今もバイトで良いお給料をすでに稼いでいるし、どこの企業に入っても結構うまく働いていける自信がありました。

 学校の就職課に通い、企業紹介などが入っているファイルをパラパラ見ますが中小企業は視野に入れていませんでした。東京電力も安定しているし、松下も良いな、とイメージで企業を選んでいました。今思うと、本当に腹が立つほど何も考えていない、そして高飛車な学生でした。

 ある日就職課でいつも通りうろうろしていると「今年はこの都市銀行の大量推薦が来ているよ」というような事を就職課の先生に言われ、銀行なら大きいしボーナスも良さそうだし、受けようかな、と友人と気楽にエントリーしました。この時点でまず会社選びは失敗していたような気がします。私だけかもしれませんが、もっと企業の中身を良く見て、自分に合っているか、自分は本当にこの仕事がしたいのか、真剣に考えなければいけなかったと思います。仕事は長く続けてこそ価値があるものです。長く続けるためにはこの会社選びの場面できちんと情報収集することです。就職活動の成功につながります。就職活動は受かれば終わりですが、受かったら成功なわけではありません。これから先、自分の生活のほとんどが今選んでいる会社という場所になるのですから、慎重に仕事選びをしましょう。

 受けた都銀の面接は集団面接でした。5人ずつの面接で、横一列に座り、右の方から答えていくのですが、私は一番左、5番目でした。これは順番は選べないのですが、やっぱり1番の方が答えやすく、最後の方になると言おうとしていたことを言われてしまう確率が高くなり、「前の方と同じで~」という回数が多くなりました。不利なのか、不公平な気分になりました。面接場所までの道と帰りの道は、どうやら内部の方が監視していたようです。私も友人と普通におしゃべりしながら帰ってしまいましたが、道中は静かに素早く移動したほうが良いと思います。

 服装については、私は女性ですが、面接時は白襟のシャツ、紺のジャケットとスカートでした。スカートが少し短かめだったので、面接のときは裾が上がってしまい、少し気になりました。長めのスカートを選択したほうが良いかと思います。太めの方はゆとりのある服を選んだ方が良いと感じました。パツパツのスーツを着ていた方がだらしない印象でした。男性はズボンの裾が短い方がいて、靴下が丸見えだったのが気になりました。総合して、面接の服装はジャストサイズもしくは少しだけ大き目が良いのかなと思います。

 結局私はその都銀に受かり、就職することが決まりました。しかし3年で退職してしまいました。仕事が自分に合っていない、そしてあまり自分にはやりがいを感じられるものではなかったです。ストレスでトイレで倒れたりもしました。でも楽しく働いている同僚もたくさんいましたので、彼女たちには合っているお仕事なのでしょう。「寄らば大樹の陰」、という考えだけで大企業を選んだ私は今でも後悔がいっぱいです。あの時、もっと真剣にたくさんの企業を見ておけば、他の企業、中小企業の中にもやりがいのある仕事を見つけられたのかもしれないな、と思います。あの時にはもう戻れないのですけどね。

就職活動中の皆さん、今は大変だとは思いますが、ここは人生における大きな岐路です。色々な企業を十分に比較してさらに自分のやりたい仕事は何なのか、自分は何に向いているか、しっかり考えながら後悔のないよう活動して欲しいと思います。